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糖尿病性腎症は、糖尿病の3大合併症のひとつです。糖尿病性腎症は急激に症状が進行するようなことはないため、突然に尿の排出が止まるようなことはありません。時間をかけて、ゆっくりと病気が進行するといった特徴です。そのため、できるだけ症状が軽度なうちに発見し、すぐに適切な治療を開始することが大切になってきます。透析を受けている人の中で、約44.1%の割合が糖尿病性腎症によるものと最も多い疾患です。
糖尿病性腎症になる根本的な原因は未だにハッキリわかっていません。糖尿病患者で長期間、血糖値が高い状態が継続してしまうと、全身の動脈硬化の症状が悪化してしまいます。毛細血管が巡っている腎臓の糸球体では、網の目が破ける・詰まるなどが起こり細い血管が破壊されてしまい老廃物をろ過する作用が衰えてしまうでしょう。その結果、糖尿病性腎症を引き起こしてしまいます。そのため糖尿病性腎症は少しでも早い段階で発見・治療が重要とされている疾患です。
糖尿病性腎症を判断するためには、複数の検査を実施し腎臓の状態などを確認します。総合的に判断し、糖尿病性腎症と判断することができるでしょう。
糖尿病性腎症の状態を調べるための基本的な検査が尿検査であり、尿に含まれるタンパクや微量のアルブミン尿の有無をチェックします。とくに早期の状態であればアルブミン尿の状況が重要な項目です。一般的に3回検査を実施し、その中で2回以上アルブミンとクレアチニンの比率が、随時の尿で30~299mg/gCrの範囲である場合には早期腎症と判断されるでしょう。
この検査では腎機能の状態や病期の分類などを把握することができます。結果の求め方には2つの方法があり、一つ目が血液中のクレアチニンと尿のクレアチニンをチェックし、クレアチニンクリアランス値を求める方法です。二つ目がクレアチニンと年齢にて求める方法になります。
腹部の超音波検査で肝臓が萎縮していないか否かを検査する方法です。ちなみに、この検査は糖尿病腎症以外にも腎臓がんなどの疾患を発見することも可能でしょう。
糖尿病性腎症は早い段階であれば、適切な治療を行うことにとって改善することが可能な疾患です。基本的には血糖・血圧・脂質の3つをしっかりとコントロールしていくことが大切になります。
血糖を管理するのは糖尿病の基本です。一般的に推奨される数値はHbA1c 6.5%未満が望ましいでしょう。
糖尿病の方は高血圧の症状を併発するケースがほとんどです。できる限り130/80mmHg未満が目標値でしょう。またタンパク尿が1g/日以上の場合であれば125/75mmHg未満が望ましいと言われています。
腎臓の症状に関わらず、糖尿病の場合には脂質の数値も大切になってきます。とくに悪玉コレステロールは健康状態を左右してしまうと言われているため、120mg/dL未満を目標にしましょう。
症状が進行すると透析療法も視野に入れなければなりません。透析療法を遅らせるためには低タンパク食を徹底させる必要があります。しっかり食事をコントロールし、少しでも症状の進行を遅らせるようにしましょう。
糖尿病性腎症を予防するために大切なことは食生活や生活スタイルです。この二つのポイントを押さえることで腎症を予防するだけでなく、糖尿病の症状の進行も食い止めることに繋がるでしょう。
食生活で重要になるのはバランスの良い食事と、カロリーのコントロールです。これは基本中の基本となるポイントで、糖尿病性腎症を予防するためには、たんぱく質や塩分の摂取量にも注意が必要でしょう。
たんぱく質は身体に必要不可欠な栄養素です。しかし余計に摂取したたんぱく質は老廃物となってしまい、腎臓への負担が大きくなってしまうでしょう。魚や肉、卵、乳製品など良質なたんぱく質をバランス良く摂るようにしてください。
日本人のほとんどが塩分過多の状態と言われています。塩分を過剰に摂取してしまうと、腎臓に負担が大きくなってしまい高血圧などを引き起こす原因になってしまいます。そのため1日6ℊ未満に抑えるように、調味料や食品に含まれている塩分量をチェックしましょう。
生活習慣の中で大切になるのは体重が適正かどうかです。肥満になれば糖尿病を悪化させる要因になってしまうでしょう。肥満になっていないかなど、定期的に体重をチェックしてください。
次に血圧を測定することも重要になってきます。高血圧は糖尿病性腎症と深い関係性があるとされているので注意してください。またストレスや疲労も血圧に影響を及ぼしてしまうでしょう。規則正しい生活や良質な睡眠を心掛け、ストレスを発散させるようにしてくださいね。
糖尿病性腎症が進行してしまうと、徐々に自覚症状を感じるようになるでしょう。
上記のような症状以外にも、進行の段階によって自覚症状が変化していくので説明していきます。