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高血圧や低血圧を指摘されたことはありますか?日本では、現在4人に1人が高血圧と推測され、その数は1千万人以上ともいわれています。
この記事では、そもそも血圧とは何なのか、血圧が高かったり低かったりするとどんな問題が起こるのかをわかりやすく解説しています。また、酵素をはじめ、積極的に取り入れたい栄養素も紹介しているので、参考にしてみてください。
私たちの体の中に流れる血液は、生きていく上で欠かせない栄養素や酸素を全身に届ける役割を持っています。血圧とは、酸素や栄養素を全身に届ける「血液」が血管の内壁を押し広げる力(圧力)のこと。
心臓は膨らんだり縮んだりしてポンプのように血液を送り出しています。例えるなら心臓は手動式の空気入れ、血液は空気、血管はタイヤのチューブです。
縮んだ心臓は、手動式の空気入れを押した状態。心臓から血液が血管へ送られるため、血管を押し広げる力は強く(血圧が高く)なります。
反対に、膨らんだ心臓は手動式の空気入れを引いた状態。血液が全身から戻ってくるため、血管にかかる圧力は低くなります。
心臓が縮んだ状態の血圧は「収縮期血圧(上の血圧)」、膨らんだ状態の血圧は「拡張期血圧(下の血圧)」と言い、それぞれの血圧を測って健康状態を推測します。
WHO(世界保健機関)は、収縮期血圧(上の血圧)100m/hg以下、拡張期血圧(下の血圧)60m/hg以下を世界共通の低血圧基準と発表しています。
血圧が低いと起こりやすい症状は以下です。
中には血圧が100m/hg以下で無症状の方もいるので、高血圧に比べるとあまり重要視されていない低血圧。しかし、血圧が極端に低いと血液を全身にくまなく送ることができず、失神発作や一過性脳虚血発作を起こす場合もあるので注意が必要です。
収縮期血圧(上の血圧)100m/hg以下で上記の症状に心当たりがある場合は、一度病院やクリニックで検査を受けてみることをおすすめします。
収縮期血圧(上の血圧)が140m/hg以上、拡張期血圧(下の血圧)90m/hg以上を高血圧といいます。高血圧と関係性が深い病気は以下です。
高血圧は自覚症状がなく、気づかぬうちに悪化するおそれがあるため「サイレントキラー」とも呼ばれています。血圧が高いほど、血管に負荷がかかっているということなので「たかが高血圧」と侮ってはいけません。
高血圧が続けば、圧に耐えられなくなった血管が破裂してしまうおそれがあります。
また、何らかの原因で血液が流れにくくなって(または血管が詰まって)いて、血圧が高くなっている可能性も。心疾患や脳出血等を予防するには、高血圧の原因を突き止めて、生活習慣や食生活を見直す必要があります。
血圧(血液が血管の内壁を押し広げる力)は、心臓から血管に送られる血液の量や血液の粘度、血管の柔軟性によって左右されます。
弾力のある血管は、心臓から送られてきた血液の量に応じて柔軟に広がるため、圧力を分散することが可能。
しかし、硬い血管は広がりにくく、心臓から大量の血液が送られると血管に負荷がかかるため、血圧が高くなってしまいます。
高血圧の原因には次のようなものが挙げられます。
塩分を過剰摂取すると、私たちの体は血液の浸透圧(※1)を一定に保つために血液中の水分量を増やします。血液中の水分量が増えると結果的に血液の量も増えるため、血管にかかる負荷も大きくなり血圧が上がる仕組みです。
余分な塩分は基本的に代謝・排泄されますが、腎臓の機能が低下していると排泄が間に合わず、高血圧につながります。
※1)血液に浸透する圧力(塩分濃度が低いほうへ移動して浸透しようとする力)
運動すると体に溜まった余分な塩分が排出されますが、運動不足だと塩分の排出がうまくいきません。体内の塩分量が多いと血液中の水分量も増え、結果的に血液が増加して血圧が高くなります。
脂質の多い食事は血液をドロドロにする原因。年度の高い血液は流れにくかったり詰まりやすかったりするため、高血圧の原因となります。
過度なストレス、不安、緊張状態は、血管を収縮させて血圧を上昇させる原因です。
適度なアルコールはリラックス状態になるため、血管が広がり血圧も低下します。しかし、長期間大量のアルコールを飲み続けるのはNG。交感神経の活動が活発になり、心臓の拍動が速まるため、高稀有圧につながります。
煙草に含まれるニコチンは交感神経系を刺激して、心臓の拍動を速め、血圧を上昇させます。また、慢性的な酸素欠乏の影響で血液が固まりやすい状態になるため、動脈硬化のリスクも高まります。
血圧は定期的に測定するのが理想ですが、中には忙しくて測定する時間を確保できずにいる人もいるでしょう。そこで「血圧が高い人の特徴」をまとめてみました。心当たりがある方は、高血圧予備軍です。
血圧を下げたい方に取り入れて欲しい栄養素をまとめました。
ペプチドは、血管を収縮させる物質を生産する「アンジオテンシン変換酵素」の働きを阻害します。アンジオテンシン変換酵素の働きを抑制することで、血管を収縮させる物質の生産量が減るため、血圧低下につながるのです。
副交感神経を刺激して、末梢の動脈や筋肉をやわらげる杜仲葉配糖体。末梢の動脈が柔軟になることで、動脈にかかる力が分散されるため、血圧低下につながります。
血管を収縮させるノルアドレナリンという伝達物質の分泌量を抑えて血圧を下げます。
血管を広げて血液の流れをスムーズにすることで血圧を下げます。
アンジオテンシン変換酵素(ACE)は、私たちの肺に存在している酵素です。アンギオテンシンⅠという物質を血圧を高める物質(アンギオテンシンⅡ)に転換したり、血管を広げる「ブラジキニン」の働きを増強したりする役割をもっています。
現在日本では、アンジオテンシン変換酵素(ACE)の働きを阻害するアンジオテンシン変換酵素阻害薬(ACEI)が血圧降下薬として使用されています。
2010年10月に国際高血圧学会で発表された国立循環器病センターとカルピス株式会社の共同研究データをご紹介します。
実験では被験者を2つのグループに分け、片方のグループにはアンジオテンシン変換酵素阻害ペプチドを含む「カゼイン酵素分解物」を摂取してもらい、もう片方のグループには擬似食(カゼインナトリウム)を摂取してもらい、血圧をはじめとする数値を比較しました。
試験方法 | 二重盲検クロスオーバー試験 |
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被験者 | 軽症高血圧(収縮期血圧140-159mmHg、拡張期血圧90-99mmHg)の日本人男性24名(40歳以上65歳以下) |
1日当たりの摂取量 | 1.25g |
試験期間 | 1週間 |
実験の結果、アンジオテンシン変換酵素阻害ペプチドを含む「カゼイン酵素分解物」を摂取したグループの血圧は、擬似食(カゼインナトリウム)を摂取したグループの血圧よりも低下したと報告されています。
また、被験者の血圧が低下する前に血管内皮機能が改善していたことから、「カゼイン酵素分解物」を1週間継続摂取することで血管内皮機能が改善して、2週間の継続摂取で血圧が低下し始める可能性が示唆されています。