健康・長生きのために飲む
「わかなつみの発酵菌」の効果を徹底分析
ザルやボウルを使わず、ヨーグルトの容器にキッチンペーパーを重ねて斜めに固定すれば、洗い物を増やさなくて済みます。また、クリームチーズがないときは、市販のギリシャヨーグルト+はちみつで代用しても良いでしょう。
まず血糖値とは、血液中に含まれるブドウ糖(血糖)の量のことをさします。血糖値の変化に影響を与えるのは食事だけでなく、運動やストレスなどの要因でも1日を通して血糖値に変化が見られます。食事をすると血糖値はいったん上昇し、すい臓から分泌されるインスリンというホルモンによってコントロールされています。消化が進むと血糖値は下降し、空腹時の血糖値まで下がります。
ただ、インスリンの分泌量が少なかったり、インスリンの反応が悪い場合には血糖値が上昇しすぎたり血糖値がいつまでも下がらないこともあります。この状態を「高血糖」と呼びますが、血糖値が高いことで糖尿病になったり、細胞から有害な活性酸素が増えたりと、血管の動脈硬化を引き起こしてしまうのです。
血糖値が高くなる原因としては糖質(でんぷん)の摂りすぎが挙げられます。ブドウ糖(グルコース)とは糖質が分解されたもののため、ごはんやパン、麺類、いも類などの糖質を摂りすぎると血糖値が高くなってしまうのです。
健康な人であれば糖質を摂っても食後しばらくして血糖値が下がりますが、糖質を摂りすぎたり運動不足・肥満・ストレスなどによって血糖値が下がらない状態を引き起こしてしまいます。
糖質のなかには「砂糖」も含まれます。お砂糖たっぷりの甘いものは肥満につながったりと健康に悪いイメージがありますが、はちみつはどうなのでしょうか?
結論として、はちみつは血糖値を上げにくい食材だとされています。はちみつは転化糖とよばれており、ブドウ糖(グルコース)と果糖(フルクトース)でできています。ミツバチが吸う花の蜜はショ糖(スクロース)ですが、ミツバチの体内でブドウ糖と果糖に変化されます。また、ブドウ糖と果糖は単糖類ともよばれ、これ以上分解されることがありません。
また、はちみつには果糖が多く含まれていますが、果糖はブドウ糖よりもゆっくり吸収されるため、血糖値の急上昇につながりにくいのです。
はちみつにはでんぷん(糖質)を分解する作用をもつ「アミラーゼ」という酵素が含まれています。アミラーゼは唾液のなかにも含まれており、消化に欠かせない酵素のひとつです。
よくカレーの隠し味としてはちみつを加えることがありますが、とろみのあるカレーにはちみつを入れるととろみが失われてしまいます。これはカレーのとろみの元であるでんぷんをはちみつのアミラーゼが分解してしまうから。
アミラーゼは熱に弱いため、とろみを失わないようはちみつを入れる前によく加熱しなければなりません。つまり逆にいえば、熱を加えてしまうとでんぷん(糖質)を分解するアミラーゼの働きが失われてしまうということです。
また、「インベルターゼ」という酵素もはちみつに関係しています。インベルターゼはミツバチの体内で作用しており、インベルターゼによって花の蜜のショ糖からブドウ糖と果糖に転化されています。つまりミツバチの体内でインベルターゼという酵素が働いているおかげで、ブドウ糖と果糖で構成された「血糖値を上げにくいはちみつ」が完成されるのです。
はちみつには約80種もの酵素のほか、カルシウムやビタミン・ミネラル、鉄、アミノ酸、ポリフェノールなどが豊富に含まれています。血糖値のコントロールにはバランス良く栄養を摂取することが大切です。そのため、さまざまな栄養素を豊富に含んだはちみつは、血糖値を気にする方にもぴったりの食材といえるでしょう。
血糖値が気になると、甘いものやご飯などの糖質を摂るのが怖くなってしまいますよね。はちみつは甘さをしっかり感じられるうえ血糖値が上昇しにくい性質をもっていますから、毎日の食事やおやつにはちみつを取り入れてみてはいかがでしょうか。
ただ、はちみつには「純粋はちみつ」と「加糖はちみつ」、「精製はちみつ」があり、栄養価が最も高いのは「純粋はちみつ」です。はちみつを選ぶ際には透明度が低く濁った「純粋はちみつ」を選びましょう。
また、血糖値をコントロールするためには「酵素」もしっかり取り入れることが大切です。酵素は摂った栄養素を分解・吸収させるために重要であり、酵素が不足すると血中に蓄積されたたんぱく質や糖、脂肪分などが高血糖を引き起こします。そのため、「わかなつみの発酵菌」などを活用して無理なく酵素を摂取するのがおすすめです。
管理栄養士免許取得後、教育研究職を経て、現在はフリーランスの管理栄養士として活動中。
食育やダイエット、生活習慣病予防など、栄養・健康に関するコラムやレシピ提案などを中心に情報発信しています。