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関節リウマチは膠原病(こうげんびょう)のひとつで、関節で炎症が起こり痛みを伴う病気です。日本の関節リウマチ患者数は50万人にも及び、中でも50代女性がかかりやすい病気だと言われています。
一般的な関節痛は、曲げ伸ばしをしたときに痛みが発生するもの。しかし関節リウマチの場合は、関節を動かさなくても痛みが生じるのが特徴です。手足の関節で起こることが多く、人によっては発熱や食欲不振、疲労感を伴うこともあります。
関節リウマチになる原因は、免疫機能の異常ではないかと考えられています。「免疫」というのは誰の体にも備わっている機能で、外部から体内に侵入したウイルスや細菌を攻撃して、体外へ追い出すという仕組みです。
この免疫機能にて、自分自身を攻撃してしまう異常が起こると、関節の炎症を引き起こしてしまいます。炎症が続くと、関節破壊に至ってしまうケースもあるほどです。
最初は手の指や足の指などに症状が現れ、続いて肩や膝などの大きな関節に波及していくこともあります。免疫異常が起こる具体的な原因については今のところ解明されていませんが、シトルリン化酵素PADの働きが影響していると提唱されています。
関節リウマチ患者の関節間の滑膜では、シトルリン化酵素PADの働きによって、たくさんのシトルリン化タンパク質が産出されます。シトルリン化タンパク質を異物と捉えた免疫機能では、自己抗体を産生する異常が発生。
その結果、関節滑膜に炎症が起こり、関節の腫れや痛みが生じる関節リウマチが発症すると考えられています。
関節の異常に気づいたら、整形外科やリウマチ専門医へ行きましょう。画像検査や血液検査、レントゲン検査などを受け、各検査結果を踏まえたうえで診断が行われます。また滑膜の炎症をリアルタイムで観察できる超音波検査も有効です。
リウマチの症状が長引くと腎臓の機能が低下し、尿からタンパクが発見されることもあります。そのため、経過をみながら尿検査を行い、薬による副作用や合併症の有無も併せてチェックしていくことになるのが一般的。MRI検査も病気の発見に役立ちますが、費用が高額になるのが難点です。
関節リウマチになったら、骨粗しょう症や脂肪増加、筋力の低下などの合併症に気を付ける必要があります。栄養を取ろうとむやみやたらにご飯を食べ過ぎてしまうと、体重が増えて関節に負担がかかってしまうので注意してください。
また、一般的に「骨に良い」とされる牛乳は、カルシウムやタンパク質が摂取できる飲み物ですが、摂り過ぎると脂肪増加につながるので適量を心がけましょう。関節リウマチ患者の食事のポイントをまとめました。
栄養バランスの良い食事を1日3食とり、間食は控えましょう。体重が増えてしまうと通常の生活を送ることが困難になってしまいます。
関節リウマチは早期発見して治療を開始すれば治る、もしくは進行をストップできる病気です。近年は治療薬の開発も目覚ましく、関係者からも期待が寄せられています。
免疫機能の異常と関節リウマチのメカニズムにかんしては、まだ解明されていない部分もありますが、健康な体を目指すには生活習慣の見直すことも大切です。喫煙を辞める、健康を考えた食生活を送る、適度な運動をするなど、普段から意識的に健康的な生活習慣を心がけましょう。ストレスを溜めずに十分な睡眠を取ることも大切です。