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乳がんは、その多くが乳管から発生するものであるため「乳管がん」と呼ばれることもあります。
乳がんの原因として知られているものには、女性ホルモンの一種である「エストロゲン」が関わっているとされ、体内にエストロゲン量が多いと乳がんの発生リスクが高いと考えられています。
また、体内にエストロゲンを付加する経口避妊薬(ピル)の使用や、更年期障害・閉経後の治療として行われるホルモン補充療法も乳がんの発生要因になりえます。
その他の原因としては以下のような理由が考えられます。
上記の原因が複合的に重なることで乳がんを発症する場合もあるため、原因が一つではない点に注意が必要です。
また、がんにかからないための予防治療を行わなかった結果、乳がんに罹患しやすくなるおそれもあるため、普段から予防を心掛けていきましょう。
乳がんを調べるためには、以下の順に診断を行います。
乳がんは無症状でも初期の乳がんが見つかる可能性があります。早期発見が可能な病気なので、定期的にがん検診を受けることが推奨されています。早期発見ができれば良好な経過が期待できます。
乳がんの検査は左右の形の差や皮膚の変化を調べるための視診・触診に始まり、乳腺専用のX線検査(マンモグラフィ検査)で病変箇所を特定します。
マンモグラフィで高濃度乳房と診断された場合は、超音波(エコー)検査を行って乳がんを検出することもあり、乳房内の病変やしこりの大きさ・状態などを調べます。
上記の結果がんの疑いが認められたら、がんであるかを特定するために、さらに細かく診断を行います。
病変の一部を採取して検査する細胞・組織診検査のほか、全身検索のために病変の広がりを画像で調べるCT・MRI・骨シンチグラフィを並行して行います。
骨シンチグラフィ検査は、乳がんが骨にまで転移していないかを確認できる検査ですが、骨の炎症や骨折などのトラブルも診断できます。
乳がんの治療は、ステージによって対応が変わります。0期からIV期まで細かく段階が分かれており、初期治療の後に再発することも。
患者さんの状態や年齢、既往症を考慮し、以下の方法の中から最適な治療法を選択していきます。
0期からII期まではがんに侵された組織を切除する方法が可能ですが、III期以降はがんが複数の部位に転移している可能性が高く、薬物を使った治療が基本となります(薬物治療の後に手術が行われるケースもあります)。
がんの治療に加えて、痛みやつらい症状があればそれを和らげるための治療を並行して行います。
術後の治療予定は経過観察によって決まります。3ヶ月から6ヶ月ごとに視触診を中心とした診察を受け、体の状態をみながら治療計画を決めていきましょう。
乳がんの予防方法をまとめると、以下の通りとなります。
肥満はあらゆる死亡リスクを高めますが、世界がん研究基金の報告書によれば閉経後の女性の肥満が乳がんの発症リスクを高めていることがわかっています。
同じく世界がん研究基金の報告書では、アルコール飲料の摂取で乳がんの発症リスクも高くなるとしています。
1日1杯程度のアルコールであれば問題ないとも言われていますが、飲みすぎるほどリスクがアップしますので、程よい量に留めてください。
また、効果的な予防方法として乳がんの定期検診が挙げられます。40歳から、2年に1回は定期検診を受けて問診・視触診・マンモグラフィ検査・超音波検査を受けましょう。
これらはいわば乳がんに特化した検査であり、セルフチェックではわからない部分まではっきりと診断ができます(検診で異常が認められたときは精密検査として、細胞診や組織診に移ります)。
がんの早期発見・早期治療のためにも、一定の年齢に達したらぜひ定期検診を受けるようにしてください。
乳がんは「浸潤がん」と「非浸潤がん」に分かれています。
がん細胞が乳管や小葉の中にとどまっているものが非浸潤がんであり、がん細胞が増殖して乳管や小葉の外に広がったものが浸潤がんとなります。
非浸潤がんのうちに治療ができればその多くは治りますが、初期の乳がんは自覚症状があまりないため、時間の経過とともに浸潤がんになってしまう場合があります。
乳がん全体では、乳房上部の脇側・脇の下にできるがんが全体の約40%~50%を占めるとされています。
よく知られている症状には、脇部分に硬いしこりができること、それ以外では乳頭や乳輪に湿疹・ただれ・血の混じった分泌物が出ることも。
乳房にえくぼのような凹みが出たり、しこりが神経を圧迫してしびれを生じさせることもあります。
体内には「活性酸素」と呼ばれる酵素が存在します。活性酸素は微量であれば細菌などを攻撃し、体を守ってくれるものです。しかし、過剰に増えすぎると健康な細胞を攻撃して様々な悪影響を及ぼします。活性酸素は体内の「還元酵素」により分解されて無毒化されるため、私たちは元気でいられるわけです。
ただし還元酵素にもいろいろあり、なかには悪さをするものも存在します。
たとえば「HMG-CoA還元酵素」。乳がんなどのがん細胞は増殖の際コレステロールを必要としますが、HMG-CoA還元酵素はコレステロールが作られるのを助ける、いわば悪玉還元酵素なのです。
とはいえ、体内にはがん細胞の増殖を抑える「がん免疫細胞(Tリンパ球やNK細胞、樹状細胞など)」が存在するため、がん細胞が発生しても多くの場合乳がんにはなりません。
ただし、冷えなどにより代謝が落ちるとがん免疫細胞がうまく機能しなくなるため、がん細胞への攻撃力も低下。がん細胞が増殖しやすい状態になってしまいます。
近年の研究で、食べ物の中にはがんの進行を抑える働きを持つものがあることが分かってきています。
野菜や果物にはカロテン、ビタミン、葉酸などいろいろな栄養素が含まれていますが、こうした成分には発がん物質解毒酵素を活性化したり、活性酸素を無毒化したりする働きがあると考えられているのです。
現在はまだ科学的根拠は立証されていませんが、ほうれん草などの「非でんぷん野菜」は口腔・咽頭・喉頭におけるがんの発生リスクを、果物は口腔・咽頭・喉頭・肺におけるがんのリスクを下げる可能性が大きいと報告されています。
国際がん研究機関のワーキンググループも、がんを含む病気の予防の観点から、野菜・果物を多く摂ることを推奨してます。