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頚動脈狭窄症と酵素の関係性

頚動脈狭窄症(けいどうみゃくきょうさくしょう)とは?

頚動脈は、心臓から脳へ血液を送るための大切な血管のひとつです。しかし老化などによる動脈硬化で血管が狭くなると、脳内への血量が低下したり、血の塊(血栓)が脳へ流れたりして脳梗塞の原因となります。

動脈硬化の進行には個人差があり、高血圧や糖尿病を患っている、日頃から喫煙や過量の飲酒をしていると進行が早まるといわれています。日本では窄症の程度が中レベル以上の患者が、200万人以上もいると推定されているようです。

頚動脈狭窄症の症状

血管内部に生じた血栓が原因で脳梗塞を引き起こしますが、血栓の大きさや詰まってしまった脳内の血管により症状は変わります。一過性虚血発作の場合は、24時間以内に症状が消滅することもありますが、脳梗塞の前触れとして注意しなくてはなりません。

脳神経疾患の治療に酵素が役立っている

脳神経疾患のひとつである脊椎・脊髄疾患の治療に、酵素を含んだ薬剤を椎間板内に直接注入する椎間板内酵素注入療法(ヘルニコア)という治療法があります。この治療により、ヘルニアによる神経の圧迫を弱めてくれる効果があるようです。

頚動脈狭窄症の予防と対策

動脈硬化の予防として、日頃から対策を立てることをおすすめします。

  • 塩分を控えた食事
  • 適量なアルコール
  • 添加物や砂糖が多く含まれる食品を控える
  • 禁煙する
  • 太り過ぎであれば体重を標準にする

このほかにも、動脈硬化には運動が効果的といわれています。

頚動脈狭窄症に効果的な運動

毎日、30分以上の有酸素運動を心がけましょう。太ももには大きな筋肉があり、その筋肉を使うウォーキングやジョギング、水泳がオススメ。無理をせず、自分の体調に合わせて行うことが大切です。

通勤に電車を使っているのであれば、一駅分歩いてみるのもいいですね。車通勤の人は、極力歩く時間を増やすようにしましょう。

頚動脈狭窄症にならないためには食事と運動が大切

何事も継続が大切です。1週間だけ生活を変えても意味がありません。どんな病気でも太り過ぎはよくありませんので、体重の増加が気になる人は、運動と食事を並行して改善しましょう。

体が軽くなる体を動かすことも楽になります。普段まったく運動をしていなかった人は、突然ジョギングからスタートすると危険ですので、まずは早歩きのウォーキングから挑戦してみましょう。