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レモンと疲労回復の関係【レシピ付き】

そもそもなぜ疲れが続いてしまうのか?

「毎日疲れが取れない」「きちんと睡眠をとっても体がだるい」などの悩みを抱えている場合、原因のひとつとして「酵素不足」が考えられます。
酵素は摂取した栄養素を体内で分解し吸収しやすくしたり、細胞まで栄養を届けるなどの重要な役割を担っています。酵素は体内でも生成されるものの、それだけでは不足しがちなため、体外からも酵素を摂取することが大切です。

酵素が不足してしまうとせっかく摂った栄養もうまく吸収できず、なかなか疲労が回復しない…という状態になってしまいます。

レモンが疲労回復に役立つ理由

疲労回復にレモンがおすすめだと聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。レモンには食物酵素が含まれており、代謝促進による疲労回復が期待できます。

また、レモンにはクエン酸が多く含まれていますが、クエン酸摂取がヒトの体の疲労回復に役立つかは研究者によって意見が分かれている状態です。ただ、クエン酸は酵素の働きを助ける役割ももっており、酵素が体内の代謝を促し疲労回復へつなげてくれるともいわれています。

クエン酸回路に関わる酵素「アコニターゼ」

アコニターゼとは酵素の一種であり、クエン酸回路においてクエン酸からイソクエン酸へと異性化するために役立っています。

クエン酸回路とはヒトが摂取した栄養を分解吸収しエネルギーを生み出す過程を表したものであり、クエン酸などの有機酸や酵素によって活性化されます。クエン酸回路が活性化すると代謝が促されるうえ、エネルギーの産生を促進してくれます。そのため、クエン酸回路を活性化させることで疲労回復が期待できるのです。

クエン酸やリンゴ酸のほかに疲労回復に役立つ成分

レモンにはクエン酸が多く含まれていますが、リンゴ酸も含まれています。リンゴ酸やクエン酸はクエン酸回路の活性化をサポートするため、エネルギー代謝による疲労回復効果が期待できます。また、レモンにはビタミンCも豊富であり、疲労時の風邪予防にも効果的です。

クエン酸を含む「レモン」を使った疲労回復レシピ

シトラスゼリー

シトラスゼリー

材料(2人分)

  • レモン       1/2個
  • オレンジ      1/2個
  • レモン果汁     1/2個分
  • オレンジ果汁    1/2個分
  • 砂糖★       大さじ3
  • 粉ゼラチン★    小さじ1
  • 水★        150cc

作り方

  1. レモンとオレンジを半分に分け、片方から果汁をしぼる。
  2. 残りの半分は、皮をむいて果肉を取り出しておく。
  3. 鍋に★の材料を入れて加熱する。(沸騰させると固まりにくくなるため注意が必要)
  4. 沸騰直前に火を止め、1を加えて混ぜながら粗熱をとる。
  5. 2を加えて軽く混ぜ、ゼリー型に流して冷蔵庫で冷やし固めたらできあがり。

※レモンやオレンジなどは酸味が強く、含まれる成分によってゼラチンがしっかり固まらずにゆるくなることもあります。硬めに作りたい方は寒天やアガーなどを代用することをおすすめします。

まとめ

レモンはドリンクにしたり砂糖やはちみつ漬けにしたりと、美味しくいただく方法がたくさんありますよね。疲労回復のためにはまず“摂った栄養素をきちんと分解・吸収できる体の状態である”ことが重要です。そのため、酵素不足にならないよう注意しましょう。酵素は体内で生成できる量が限られているため、体外から補給するのがおすすめです。

ただし、摂取した酵素や成分がそのまま体内に吸収されるわけではありません。あくまで体内で生成される酵素やビタミンなどの材料として取り入れ、毎日の食事や生活習慣を見直すことが大切です。

ただ、酵素は熱に弱いため、摂取するときは発酵食品や生野菜・果物などを選びましょう。とはいっても毎日レモンを摂取したりするのは大変です。毎日継続して酵素を摂取するためにも、「わかなつみの発酵菌」などをうまく活用すると良いでしょう。