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アボカドと湯葉の明太和え【高血圧予防レシピ】

リパーゼを含む「アボカド」を使った高血圧予防レシピ

アボカドと湯葉の明太和え

アボカドと湯葉の明太和え

【材料】(2人分)

  • アボカド   1個
  • 湯葉     80g
  • 明太子    15g
  • レモン汁  大さじ1/2
  • 白ごま   適量
  • 刻みのり  適量

【作り方】

  1. アボカドの皮をむき一口大に切り、レモン汁を回しかける。
  2. 湯葉を食べやすい大きさに切る。
  3. 明太子の中身をスプーンでしごきだす。
  4. ボウルに1~3を入れて和える。
  5. 器に盛りつけ、お好みで白ごまと刻みのりをかけて出来上がり。

血圧が上がるメカニズム

血圧は、心臓から送り出された血液によって、血管の内壁にかかる圧力のことです。血圧が高い・低いというのは、心臓が血液を押し出す力と血管の広がりや弾力性が関係しています。

運動した時や緊張した時など、一時的に血圧が高くなることは普通の事。通常であれば、血圧は自然と元に戻ります。しかし、何らかの影響でコントロールが取れず、血圧が高いままという場合も…。これがいわゆる「高血圧」です。

高血圧を引き起こす原因は1つではありません。中でも食生活の乱れからくる「塩分の摂り過ぎ」は高血圧の原因としてよく知られていますね。塩分をたくさん摂ってしまうと、体は塩分濃度を下げようとして水分を溜め込みます。その結果、血液量が増加する→血管に負担がかかる→血圧があがってしまうのです。

また、食べ過ぎや運動不足による肥満は、肥大した脂肪細胞から分泌される血管収縮物質により、血管が細くなりやすく、血圧があがりやすいとされています。

血圧の上昇を抑える酵素「リパーゼ」とは?

リパーゼは、別名を「脂肪分解酵素」といいます。その名の通り、脂肪の代謝に関係しており、食事から摂った脂肪分を分解して消化しやすくする酵素です。

リパーゼは元々体内で一定量が作り出されているのですが、加齢や生活習慣の乱れなどによって生成量が減少してしまいます。リパーゼが不足してしまうと、食事から摂取した脂肪分が分解されにくくなり、血液中にいつまでも残っている状態、いわゆる「ドロドロ血液」の原因に…。血液が流れにくくなると、体は圧を上げて血液を流そうとするので、結果として血圧が高くなってしまうのです。

リパーゼは身近な食べ物から摂取することもできますので、リパーゼをしっかり補給して血圧をケアしていきましょう。

リパーゼと併せて摂ることで血圧低下に役立つ成分

カリウム

カリウムは、体内の余分なナトリウム(塩分)を排出して、血圧を下げるはたらきをします。生の野菜や果物に多く含まれている栄養成分です。アボカドには100gあたり720mgのカリウムが含まれています。水に溶けだしやすい性質で、煮たりゆでたりすると損失がでてしまうため、こうした調理法の場合には、汁ごと摂取できるスープなどにするのがおすすめです。

継続がカギ!酵素チャージで血圧を下げる

軽度の高血圧は目立った症状がないので軽視しがちですが、高血圧が進むと命に代わる場合も少なくありません。自覚症状がなくても血圧ケアを意識した生活習慣をこころがけましょう。

食生活もその1つ。バランスの良い食事を摂ることはもちろんですが、摂取した栄養をしっかりと分解できる体内環境を整えることも大切です。年齢や生活習慣によって不足しがちな酵素は、新鮮な野菜や果物、発酵食品などの食べ物からチャージするのがおすすめですよ。

酵素は一度にたくさん摂って貯めておくことはできませんので、毎日の食事から継続的に摂取するのがポイントです。無理なく続けることが大切なので、「毎日の調理が難しい」「手軽に酵素を摂りたい」という方は、非加熱製法で酵素が効率よく摂れる「わかなつみの発酵菌」で補うのもよいですね。

執筆者:荻野愛(管理栄養士)

荻野愛の写真

資格名

  • 管理栄養士
  • フードコーディネーター

管理栄養士免許取得後、教育研究職を経て、現在はフリーランスの管理栄養士として活動中。

食育やダイエット、生活習慣病予防など、栄養・健康に関するコラムやレシピ提案などを中心に情報発信しています。