健康・長生きのために飲む
「わかなつみの発酵菌」の効果を徹底分析
血圧が上がるメカニズムは、ホースに水を流すこととよく似ています。心臓(ポンプ)の力と血管(ホース)の流れやすさによって、内壁にかかる負荷(血圧)は変化するのです。血管が細かったり、血液の流れが悪かったりすると、流れを良くしようとして心臓がより強い圧をかけるので、血圧は上昇します。
血管や血液のコンディションは、食生活や生活習慣によって大きく左右されています。「塩分の摂り過ぎや偏食、欠食などの食生活の乱れ」「食べ過ぎ、運動不足などによる肥満」は血圧上昇の大きな原因とされているので、注意が必要です。
食事から摂取した栄養成分は、体内にある消化酵素によって代謝されます。リパーゼは脂肪代謝にかかわる酵素です。リパーゼは体内で一定量が分泌されていますが、加齢や生活習慣などの影響でその量が減少してしまう場合があります。
食事から摂取した脂肪は、代謝されないといつまでも未消化のまま血中に残ってしまいます。その結果、血液がドロドロになってしまい、流れが悪くなり、血圧上昇を招いてしまうのです。
リパーゼの分泌量を多くすることはできませんが、体外からチャージすることはできます。リパーゼは主に、新鮮な野菜や果物、発酵食品などに含まれているので、これらの食べ物を積極的に摂ることで、リパーゼを補うことができますよ。スムーズに脂肪を代謝できる体内環境を整えることは、血圧の上昇を抑えることにつながります。
GABAはアミノ酸の一種で、正式名称を「γ-アミノ酪酸」といいます。トマトのほか、発芽玄米や発酵食品などにも豊富です。中枢神経ではたらく神経伝達物質で、興奮物質のアドレナリンの分泌を抑制したり、塩分の排出を促したりして血圧の上昇を抑えます。このはたらきは、トクホ成分としても認可済みです。
たんぱく質をアミノ酸に分解するビタミンB6と一緒に摂るとより摂取効率がアップします。
加齢や生活習慣によって不足しがちなリパーゼを体外からチャージすることで、脂肪代謝の改善が期待できます。その結果、血液のコンディションが整うので、リパーゼの摂取は血圧対策にもおすすめです。
リパーゼは、新鮮な野菜や果物、発酵食品などに多く含まれています。酵素の特性上、加熱すると失活してしまうので、生食が効率的です。どうしても加熱が必要な場合は、なるべく短時間で行うとよいでしょう。
一度にたくさん摂ればよいというものではないので、毎日の食事からコツコツと摂ることがポイントです。酵素の摂取は食事からが基本ですが、場合によっては健康食品やサプリメントを取り入れるのも1つの方法ですよ。「わかなつみの発酵菌」のような非加熱製法のものであれば、酵素をしっかりと手軽にチャージできるので、忙しい方や食事づくりが大変という方などにおすすめです。
管理栄養士免許取得後、教育研究職を経て、現在はフリーランスの管理栄養士として活動中。
食育やダイエット、生活習慣病予防など、栄養・健康に関するコラムやレシピ提案などを中心に情報発信しています。