健康・長生きのために飲む
「わかなつみの発酵菌」の効果を徹底分析
パイナップルには、たんぱく質分解酵素(ブロメリン)が豊富に含まれています。食べた時に口の中が少しピリピリすることがあるのは、たんぱく質分解酵素(ブロメリン)の影響です。
たんぱく質分解酵素(ブロメリン)には、たんぱく質を分解する働きの他にも、肉を柔らかくしたり、腸内の老廃物を消化分解し、腸内ガスの発生を抑えたりといった働きもあります。
ビタミンB群やビタミンCなども豊富で、疲労回復や体内外のエイジングケアにも役立つ食材です。
血圧が上がる原因はひとつではありません。塩分の摂り過ぎ、喫煙、飲酒、ストレスなど、実にさまざまです。
特に食習慣で血圧に深く関わっているのは「塩分の摂り過ぎ」と「野菜や果物などの不足」。
私たちの身体は、ナトリウムとカリウムというミネラルが相互にバランスをとることで水分量をコントロールしています。ナトリウムは主に塩分から、カリウムは生の野菜や果物から摂取することができます。
塩分の摂り過ぎと野菜や果物の不足が続くと、ナトリウムとカリウムのバランスが崩れ、ナトリウムが体内に残りやすくなり、体内に水分が蓄積してしまうのです。体内の水分が多くなってしまうと、血流量が増加し血圧があがってしまったり、むくみが生じたりします。
また、血圧は様々な環境要因(時間や気温など)によっても変動します。特に暑い時期は血圧が下がりやすい傾向があるので注意が必要です。これは、暑さから体を守るために体内の熱を放散させたり、発汗したりするため。一時的なものであるケースが多いため、「いつもより血圧が下がっているから大丈夫」と油断しないようにお気を付けください。
数多くの種類がある「酵素」は、私たちの健康や生命を維持するために体のあらゆる部分で休むことなく働き続けているのです。
酵素は、元々体内に存在している酵素と体外から食物などによって補給される酵素の2つに大別されます。
体の中に存在している酵素は、食生活などの生活習慣や加齢などの影響を受けて減少してしまいます。
加齢による減少はごく自然なことであり、多少の個人差こそありますが基本的には誰しも避けられません。しかし、食生活をはじめとする生活習慣による減少は、意識することで改善することができそうです。
生活習慣との関連が高い高血圧も、塩分の摂り過ぎなどに加えて酵素不足が影響している場合があります。
酵素不足はどのようなメカニズムで血圧をあげてしまうのでしょうか。
体内で働く酵素が不足していると、食事から摂取した栄養分がきちんと消化できず、血液中に残ってしまいます。
すると、未消化で吸収できない栄養分が血液中にどんどん蓄積してしまうため、血液はドロドロに。血管内で栄養分の渋滞が起きているような状態です。
その結果、血流を改善させようとして心臓のポンプの力が増強、血管内の圧力があがり高血圧のリスクを高めてしまうのです。
つまり、どんなに栄養たっぷりの食事を摂っても、その栄養を分解する酵素が足りなければ、せっかく摂った栄養を十分に利用できず、場合によっては高血圧などのリスクを招いてしまいます。
こうしたことから、栄養たっぷりの食事と同じくらい、酵素の摂取は大切であるというわけなのです。
生活習慣や加齢の影響で少なくなってしまう体内の酵素。酵素が少なくなってしまうと様々な健康上の弊害があらわれやすくなってしまいます。
特に、高血圧などの生活習慣病は油断大敵。放っておくと命にかかわる病気につながってしまうこともあるので、日頃から予防を心がけることが大切です。
食物酵素は、近年は健康づくりに役立つとして注目されています。食物を分解し、栄養素として吸収しやすくする酵素。健康の維持のために毎日積極的に食事から摂り入れましょう。
酵素は熱に弱い性質をもつため、発酵食品や生の野菜、果物などからの摂取が手軽です。今回ご紹介したパイナップルなら、カットしてそのまま食べるも良し。レシピのパイナップルカプレーゼをつくるなら、極力短時間で加熱するのがポイントです。
日々の食事を通してコツコツと酵素を摂取するのが望ましいですが、料理に時間がかけられない方は酵素ドリンクやサプリメントなどの健康食品を適宜取り入れて補ってみるのも良いでしょう。
管理栄養士免許取得後、教育研究職を経て、現在はフリーランスの管理栄養士として活動中。
食育やダイエット、生活習慣病予防など、栄養・健康に関するコラムやレシピ提案などを中心に情報発信しています。