健康・長生きのために飲む
「わかなつみの発酵菌」の効果を徹底分析
日本人になじみの深い納豆。そのネバネバ成分にはたんぱく質を分解する酵素が豊富に含まれています。
酵素を含む食べ物は色々ありますが、納豆に含まれる酵素には血栓をできにくくする効果あるとされており、血圧を下げる食べ物としても注目されているのです。
昔から「胃腸が弱った時には大根がよい」といわれていますが、これはきちんと理にかなったもので、大根に含まれる酵素の働きを活かした知恵なのです。
大根に含まれる豊富な酵素は、胃腸を整える食べ物としてだけではなく、血圧を下げる食べ物としても役立つとされています。
パイナップルに含まれる酵素は、たんぱく質の消化を促します。この酵素の働きを応用したのが肉料理にパイナップル。意外な組み合わせですが、しっかりと意味のあるものなのです。
食事から摂ったたんぱく質をスムーズに消化・吸収させる酵素を含んだパイナップルは、血圧を下げる食べ物としても効果が期待されています。
キウイフルーツには、たんぱく質の消化を促す酵素が豊富に含まれているため、肉料理を食べた後のデザートにぴったりな果物の1つです。
特に緑色のキウイフルーツは酵素を多く含み、たんぱく質の消化を促すだけではなく、血圧を下げる食べ物としても注目されています。
血圧を下げる食べ物の1つ「アボカド」は、意外にも脂肪分解酵素・リパーゼを多く含む食材です。リパーゼのはたらきによって脂肪代謝がスムーズになると、血液のコンディションが整い、血圧の上昇を抑制できます。アボカドは生でも食べられるので、酵素チャージにぴったりです。
血圧を下げる食べ物の1つ「キムチ」は発酵食品の1つです。脂肪分解酵素のリパーゼを多く含んでおり、脂肪代謝を促進。血中脂質がきちんと代謝されることで血液の粘度が下がり、血圧の上昇抑制が期待できます。キムチは塩分も多く含んでいますが、適量であれば血圧対策に役立つ食材です。
血圧を下げる食べ物の1つ「オレンジ」には、脂肪分解酵素のリパーゼが豊富です。脂肪代謝が促進されることで血中脂質の上昇が抑えられ、ドロドロ血液を防げます。カットするだけで食べられる手軽なオレンジは、ビタミンやミネラルも豊富。酵素の補給源にぴったりです。
血圧を下げる食べ物の1つ「セロリ」は、独特の食感や香りが特徴。古くから薬草としても親しまれてきた食材で、脂肪分解酵素のリパーゼを多く含んでいます。脂肪の分解・消化、血液のコンディション改善、血圧の正常化が期待でき、香り成分も血圧ケアに役立つ食材です。
「みそ」は、意外かもしれませんが血圧を下げる食べ物の1つです。脂肪分解酵素のリパーゼを多く含んでいます。脂肪が代謝されると血液の粘度が下がって流れやすくなるので、血圧の上昇抑制が期待できます。減塩の観点からは避けられがちなみそですが、適量を守れば血圧ケアに役立つ食材です。
血圧を下げる食べ物の1つ「トマト」は、ビタミンやミネラルだけでなく、脂肪分解酵素のリパーゼも豊富。リパーゼを補給することで、食事から摂取した脂肪がスムーズに代謝、血液のコンディションが整って血圧の上昇を抑制できます。生食しやすいので、手軽に酵素を補給できる食材です。
血圧を下げる食べ物の1つ「チーズ」は、脂肪分解酵素のリパーゼが豊富です。リパーゼのはたらきにより、血中に余分な脂肪が留まりにくく、血液の流れもよくなるので血圧の正常化が期待できます。種類が豊富で様々な料理に取り入れやすいため、酵素の補給に適した食材です。
夏野菜の代表格であるきゅうりは、脂肪を分解する消化酵素「ホスホリパーゼ」が多く含まれている野菜です。またカリウムも豊富に含んでいるので、摂り過ぎると血圧の上昇を招くナトリウム(塩分)を排出し、腎臓からのナトリウム再吸収を抑制します。
きゅうりは、加熱しなくても食べられることからも、酵素を効率的に摂取するのに適しており、血圧を下げる食べ物としておすすめです。
脂肪分解酵素の「ホスホリパーゼ」は、ナスにも多く含まれています。脂肪代謝をスムーズにすることで、中性脂肪が血中に留まる時間を短縮。未消化の中性脂肪蓄積によるドロドロ血液を防ぐ効果が期待できます。
また、ナスには抗酸化作用をもつポリフェノールもたっぷりです。ナスの特徴である紫色の皮に多く含まれています。老化の抑制、血管のコンディションを整える、コレステロールの酸化防止などが期待できる、血圧を下げる食べ物の1つです。
日本人になじみの深い鰹節には、荒節と本枯節があります。本枯節は菌による発酵のはたらきを受けて作られている発酵食品です。発酵の段階でたんぱく質分解酵素の「プロテアーゼ」が生成されます。
また、近年の研究によって、鰹節に含まれる鰹節由来ペプチドに、血圧を下げるはたらきが確認されました。鰹節由来ペプチドのほかにも、血管や血液のコンディションを整える作用をもつ栄養素を多く含んでいるため、鰹節は血圧を下げる食材として注目されています。
塩麹は、発酵食品の麹に塩を合わせた調味料です。麹にはたんぱく質を分解するプロテアーゼをはじめとした消化酵素が豊富です。これらのはたらきによって、食べ物の消化・吸収を助け、血圧の上昇を抑制するのです。しかしながら、塩分を含んでいるので適量を摂ることが望ましいでしょう。
プロテアーゼによってたんぱく質が分解されると、食べ物の旨味成分となるアミノ酸になります。そのため、塩麹は、手軽に使える調味料としても注目されている、血圧を下げる食べ物のひとつです。
和洋中問わず、さまざまな料理に使うたまねぎには、たんぱく質の分解・吸収に関わるプロテアーゼが多く含まれています。
プロテアーゼを補給することで、たんぱく質がスムーズに代謝されるので、血中に留まりにくくなり、血液の粘度が低下。血圧の上昇を抑える効果が期待できます。
一年中手に入りやすく、生でも食べられるので、血圧を下げる食べ物としておすすめです。
日本の伝統的な飲み物であり、近年では「飲む点滴」としても注目されている甘酒。その原料は、発酵食品である米麹や酒かすです。
発酵食品のひとつである甘酒に含まれる、たんぱく質分解酵素のプロテアーゼは、食事から摂取したたんぱく質の分解・吸収を促します。プロテアーゼのはたらきによって、たんぱく質の代謝がスムーズになると、血液の粘度が下がり、血圧の上昇抑制が期待できるのです。
最近は、さまざまなタイプの甘酒が販売されており、いつでも手軽に飲むことができます。甘酒は、料理へのアレンジもしやすいので、血圧を下げる食べ物としておすすめのひとつです。
酵素という言葉を聞いたことのある方も少なくないのではないでしょうか。
酵素とは、消化や新陳代謝、血液循環などをスムーズに行うため、私たちの身体に必要不可欠なものです。酵素は多くの種類があるのですが、体の中に元々存在しているものと体の外から補給されるものに大別されています。
体内にある酵素は、食事内容によってその量が左右されます。
例えば、脂っこい食事を食べ過ぎた場合、多量の脂肪を消化するためにリパーゼの必要量が増加、その結果体内の酵素量が少なくなってしまという感じです。
体内の酵素が少なくなってしまうと、食事から摂取した栄養分をきちんと消化できなくなってしまいます。すると、未消化で吸収できない栄養分が血液中に蓄積してしまい、血液がドロドロに…その結果、高血圧や高脂血症、動脈硬化症などの生活習慣病リスクが高まってしまうのです。
残念ながら消化酵素や代謝酵素は意識して増やせるものではありません。そのため、足りない分は食物酵素で補うことがおすすめなのです。
管理栄養士免許取得後、教育研究職を経て、現在はフリーランスの管理栄養士として活動中。
食育やダイエット、生活習慣病予防など、栄養・健康に関するコラムやレシピ提案などを中心に情報発信しています。