健康・長生きのために飲む
「生きたまま酵素」の効果を徹底分析
加齢性難聴とは、加齢とともに耳の聞こえが悪くなる症状。別名「老人性難聴」とも呼ばれます。お年寄りに大きな声で話しかけないと聞こえないのも、加齢性難聴が原因です。60歳以上になると耳が遠くなったことを自覚する人が増えるため、病気というよりも生理的なものと捉える方が自然でしょう。
基本的には老化が原因のひとつです。加齢とともに聴覚神経の細胞が減少したり、内耳にある音を感じる感覚毛が減ったりします。すると音が聞き取りづらくなり、耳が遠くなってしまうのです。
中には若いときの環境が原因で難聴になる人もいます。例えば、工事現場のような場所や機械音がうるさい職場で働いている人などです。日頃から騒音にさらされた環境にいると、難聴を早めてしまう可能性があることを覚えておきましょう。
加齢性難聴の初期症状は非常にわかりにくいもの。例えば、人と会話をしていて聞き取りづらい、電話の声が聞こえづらい、人が大勢いる場所だと話が聞こえないなど。自覚することが難しいと言われており、本人が気づかないうちに進行してしまうケースも珍しくありません。
加齢性難聴には根本的な治療法がありません。基本的に、補聴器を装着して対処することになります。
人によっては補聴器を嫌がり、聞こえづらいままで生活をする人もいますが、そうなるとコミュニケーションが取れずに孤立してしまうケースもあります。また耳からの情報がうまく得られないと、脳への刺激が少なくなり、脳の老化も招いてしまうのです。
聴力を守るために、普段から以下のようなことに注意しましょう。
国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 食品研究部門の大池秀明氏の研究データをご紹介します。
マウスを使った実験にて、活性酸素の除去酵素「カタラーゼ」をミトコンドリアに過剰発現させたマウスは、加齢性難聴の進行が遅延しました。この研究結果から、ミトコンドリアで産生される活性酸素が加齢性難聴を促進している可能性が高いことが考えられると報告されています。
外部から侵入してくる異物に対して、人体を守るために作られる活性酸素。しかし活性酸素の量が多すぎると、逆に私たちの細胞や内臓を傷つけてしまいます。この活性酸素を除去してくれるのが、カタラーゼと呼ばれる酵素なのです。