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卵巣がんが発症する場所は、文字通り、卵巣です。
卵巣とは、子宮の両サイドに存在する楕円状の臓器。主な働きは、女性らしい体を作るなどの働きを持つ「女性ホルモン」の分泌です。また、成熟した卵子を周期的に放出(排卵)することも、卵巣の大事な働きです。
初期の卵巣がんには、自覚症状がほとんどありません。逆に、何らかの症状を自覚した場合には、すでにがんが進行していることもあります。
典型的な自覚症状は、下腹部のしこり、腹部膨満感、頻尿、食欲低下など。やがて、がんが進行すると腹水が生じ、その量に応じて腹部の状態が変化します。腹水が増量して胸水まで生じた場合には、呼吸苦を自覚します。
なお、悪性か良性かに関わらず、何らかのきっかけで卵巣腫瘍は破裂することがあります。破裂した場合、激痛をともないます。
国立がん研究センターの見解によると、日本で卵巣がんと新たに診断される人の数は、1年間で10万人あたり14.3人。年齢的には40代から患者が増加し、50代前半~60代前半で患者数がピークを迎え、その後は徐々に現象していきます。
卵巣がんに発展する恐れがある関連疾病として、主に子宮内膜症と糖尿病があります。
本来は子宮の内側にあるべき子宮内膜組織が、卵巣や腹膜などの子宮以外の場所で増殖したり剥離したりする病気。炎症、痛み、癒着、不妊などの原因になることがあります。子宮内膜症自体は命に関わる病気ではありませんが、卵巣がんを誘発する恐れがあることを考えれば、決して軽視できる病気ではありません。
インスリンの働きが不十分となり、血糖値(血液中のブドウ糖の率)が上昇する病気。長く放置した場合、心臓病や失明、腎不全、脚の切断、昏睡などの症状へと発展することがあります。糖尿病の患者を含め、糖尿病予備軍の人も卵巣がんのリスクが高まると考えられています。
卵巣がんには様々な原因があるとされていますが、それらのうち、主なリスク要因が以下となります。
卵巣がんの約10%は遺伝的要因で生じる、とされています。よって家族に卵巣がんを患った人がいる場合には、本人の罹患リスクも上がる傾向があります。
上述の通り、肥満や糖尿病は卵巣がんのリスク要因とされています。
上述の通り、子宮内膜症は卵巣がんのリスク要因とされています。
排卵の回数が多い場合、卵巣がんになりやすいと考えられています。よって妊娠や出産経験が少ない人や初経が早い人、閉経が遅い人などは、卵巣がん罹患のリスクが上がる可能性があります。
動物性脂肪の摂取量が多ければ多いほど、卵巣がんのリスクは上がると考えられています。ファストフードなどの食の欧米化が懸念されています。
遺伝的要因や子宮内膜症などは、自分の努力で避けられるものではありません。一方で肥満や糖尿病、動物性脂肪の摂取量などは、自分でコントロールすることが可能です。よって、まずは高カロリーの食事を控えるとともに、野菜を多めに摂取するなどの食習慣の改善が望まれます。
なお、万が一卵巣がんを発症した場合には、症状の程度や患者の状態に応じ、手術療法・放射線治療・化学療法を選択・併用して治療を進めます。
人体に存在する「活性酸素」という酵素は、ウイルスなどから体を守ってくれています。しかし、活性酸素は僅かであれば良い働きをするのですが、過剰に増えると健康な細胞を攻撃して老化を早め、がんの進行にも影響を与えます。
通常であれば、体内に存在する「還元酵素」が活性酸素を分解・無毒化してくれるため、活性酸素が多少増えても私たちの健康は保たれます。
けれども、すべての還元酵素が良い働きをするわけではありません。なかには間接的に身体によくない影響を及ぼすものもあります。たとえば「HMG-CoA還元酵素」です。
卵巣がんなどのがん細胞は、増殖する際にコレステロールを必要とします。HMG-CoA還元酵素はコレステロールの生成を助ける働きをもつため、間接的にがん細胞の増殖を助けてしまうことがあるのです。
ただ、仮にがん細胞が発生しても、体内に存在する「がん免疫細胞」が連携し合ってがん細胞の増殖を抑えてくれるので、通常なら卵巣がんにはなりません。
けれども、代謝が落ちるとがん免疫細胞同士のネットワークがうまく機能せず、がんの増殖の勢いに負けてしまうことがあるので注意が必要です。
野菜や果物にはカロテン、ビタミン、葉酸などの栄養素が含まれています。
実は、こうした成分には発がん物質解毒酵素を活性化したり、活性酸素を無毒化したりする働きがあると考えられています。まだ科学的根拠は立証されていません。しかしセロリなどの「非でんぷん野菜」は口腔・咽頭・喉頭におけるがん、果物は口腔・咽頭・喉頭・肺におけるがんのリスクを下げる可能性が高いと報告されています。
国際がん研究機関のワーキンググループも、がん等の予防の観点から野菜・果物を多くとることを推奨しています。野菜や果物を積極的に摂取することは、がんの予防に何らかの形で寄与すると考えられるでしょう。