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「わかなつみの発酵菌」の効果を徹底分析
全体のがんの中でも、日本人が最も多く患っているのが大腸がんです。
大腸は結腸と直腸からなり、末端部分にある消化管になります。結腸とは長さが90~120㎝程度、直腸は20~25㎝程度で、大腸がんの発生部位が結腸のときには「結腸がん」、直腸の場合には「直腸がん」と呼びます。
大腸と繋がっている臓器には小腸がありますが、小腸を原発しているがんは非常に稀で日本国内での発症件数は年間数百例ほどです。がんの原発しやすい粘膜層は、小腸の場合トータル200㎡程度にもなるため、消化器官系のなかで多発してもおかしくない臓器でしょう。しかし小腸の発症件数がこれほど少ない理由は、未だにハッキリ解明されていません。
日本人ではS状結腸と直腸部分にがんが発症しやすいと言われています。また大腸がんは徐々に大腸の壁の心臓部分まで侵入し、次第に大腸の壁の外側まで浸出し腹腔内に散らばる、リンパ液や血液によってリンパ節や肝臓、肺など他臓器に転移する恐れがあるでしょう。
健康診断で行われる便潜血検査とは、便の中に含まれる微量の血液によって大腸がんの有無を発見することができます。しかし、この検査だけで、がんが発見できる可能性は30〜56%程度とも言われており、大腸がんの中でも多い腺腫性ポリープは進行し、ある程度大きくならなければ出血しないがんといわれ、この検査による早期の発見は難しいと考えられているようです。また健康診断の中に便潜血検査を行っていないケースも多々あるので、注意してください。
近年では腹腔鏡下手術やロボット支援下手術も実施されています。
腹腔鏡下手術は、通常の開腹による手術と比較すると手術の傷が小さくて済むという特徴があり、その結果、体への負担が少ない、入院日数が短縮できるという点がメリットです。またロボット支援下手術は、従来の手術よりも精度の高い手術が期待できるでしょう。ただし大腸がんの手術は、臨床試験の段階のため保険適応されないため治療費が高額になる可能性があります。
大腸がんは加齢による危険因子以外にも生活習慣による因子も影響を及ぼすと言われています。そのため大腸がんを予防するためには、生活習慣を見直すようにしましょう。
これは大腸がんだけに当てはまる話ではなく、他の肺がんなどの各種がん、心筋梗塞・脳梗塞のリスクにも影響を及ぼすとされています。そのため大腸がんを予防するためには禁煙を心掛けましょう。
お酒を全て絶つ必要はありませんが、過度な飲酒は控えた方が良いでしょう。純エタノール量で換算すると1日当たり23g程度までに抑えた方が良いとされ、それを超えた量を摂取することで大腸がんのリスクを高めると言われています。つまり日本酒なら1合、ビールなら大瓶(633ml)で1本までです。
運動も大腸がんの発生を抑えることができると言われています。厚生労働省によると18歳から64歳の方の場合、毎日1時間程度身体を動かすように推奨。できる限り毎日運動を行いましょう。
男性であればBMI21~26.9、女性であればBMI21~24.9の範囲であれば死亡のリスクが低いと言われています。つまり太りすぎず、痩せすぎずの体型を維持しましょう。
牛肉や豚肉などの赤みの肉、ハムなどの加工肉を過剰に摂取しすぎると大腸がんの危険性が高まるとされていますが、日本人の摂取量であれば、そこまで気にする必要はありません。
また食物繊維を多く含むイモ類や豆類などの食材は大腸がんの発生の予防に効果的と言われているので、積極的に摂取するようにしましょう。
大腸がんの初期の段階での自覚症状はほとんどありません。そのため、大腸がんが進行してから発見されるケースがほとんどです。
上記のような症状が一般的です。しかし血便や下血があっても大腸がんと確定することはできません。血便や下血が起こる疾患で最も多いのが痔などの良性の疾患です。しかし安易に痔と判断して放置しておけば、大腸がんが進行する恐れがあるでしょう。そのため消化器科や胃腸科、肛門科などを早めに受診してください。
大腸がんが進行すると出血が慢性化することで貧血などが悪化する恐れがあります。さらに症状が進むと腸閉塞となってしまい、排便困難、腹痛、嘔吐などの症状が引き起こされるでしょう。
人が体内で酸素を消費するとき、同時に活性酸素(スーパオキシド)と呼ばれる物質が発生します。活性酸素は細菌などを攻撃して体を保護する働きを持ちますが、一方で増えすぎると体に様々な悪影響を及ぼす厄介な存在です。過剰に増えた活性酸素は健康な細胞を攻撃し、老化を早め、がんの進行にも影響を与えます。しかしこの活性酸素は体内の「還元酵素」の働きにより分解されるため、還元酵素は私たちの健康に大きく寄与しているわけです。
なかでも「メチレンテトラヒドロ葉酸還元酵素」は、大腸がんの進行を抑える効果があることが判明しています。また体内にはTリンパ球やNK細胞、樹状細胞といった「がん免疫細胞」が存在します。通常の免疫状態であればがん免疫細胞が連携してががん細胞の増殖を抑えこんでくれるので、仮にがん細胞が発生しても、大腸がんの発症には至りません。
ところが、冷えなどにより代謝が落ちると、がん免疫細胞がうまく働かなくなります。また代謝低下は還元酵量の合成量をも低減させます。その結果、がん細胞への攻撃力も低下して、がんの増殖の勢いに負けてしまうことがあるのです。
食べ物の中に含まれる栄養素もまた、がん細胞を抑える可能性があると考えられています。野菜や果物に含まれるカロテン、ビタミン、葉酸などの栄養素です。これらは、発がん物質解毒酵素を活性化したり、活性酸素を無毒化する働きを持つと考えられいています。
現段階では科学的根拠は立証されていませんが、大根などの「非でんぷん野菜」は口腔・咽頭・喉頭のがん発生リスクを抑え、果物はこれらに加えて肺におけるがんのリスクを下げる可能性が大きいとするデータが存在します。また国際がん研究機関によって、がんを含む病気の予防の観点から、野菜・果物を多くとることは推奨される旨の報告が上げられています。
さらに葉酸を多く摂取している人は、大腸がんになる人が少ないというデータもあるため、野菜や果物を積極的に摂取することはがん予防の観点からみても少なからぬ意義があると言えるでしょう。