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頻尿と酵素の関係性

頻尿の主な症状

頻尿とは、一定回数以上トイレに行きたくなる症状を指します。目安は1日8回(人間の平均的排泄回数)ですが、1日でトイレに行く回数が8回未満だったとしても下記の症状にあてはまる場合は頻尿の可能性があります。

  • トイレに行きたくなってから我慢ができない
  • 寝る前にトイレに行っても夜中にまた行きたくなる
  • 水分をそんなに取っていないのにトイレが近い

頻尿になる原因

人間の膀胱は400ml近い尿を溜められる構造で、正常な膀胱なら200ml近くたまると「トイレに行きたいな」と感じます。頻尿は、その機能に異常が生じている状態です。頻尿の主な原因を5つにわけてご紹介します。

  • 残尿(尿をすべて出し切れず膀胱に残るため、尿意を感じる頻度が増えるタイプ)
  • 多尿(内分泌疾患、水分の摂り過ぎ、薬の副作用による尿量増加タイプ)
  • 過活動膀胱(尿が溜まってないのに尿意を感じて膀胱が収縮する病気)
  • 尿路感染・炎症(膀胱の知覚神経が刺激されることで起こるタイプ)
  • 心因性(トイレのことが気になって何回もトイレに行ってしまうタイプ)

頻尿の原因は実にさまざま。尿が膀胱に残っているため、尿意を感じる頻度が多く、何度もトイレに行きたくなるタイプ。この場合、膀胱周りの筋力不足が関係している可能性があります。

尿そのものの量が増えてしまうタイプは、水分の摂り過ぎが原因の場合、水分摂取量を調節することで対処できるでしょう。

本来ならまだ膀胱に尿を溜められるはずなのに、病気や炎症による刺激・収縮が原因でトイレに行きたくなるタイプ。こちらは、放置すると頻尿の症状だけでなく炎症・病状が悪化してしまう可能性があるため、はやめに泌尿器科を受診することをおすすめします。

心因性タイプは、基本的に膀胱・尿道の病気の心配はありません。しかし、頻繁に繰り返される尿意のせいで生活に支障をきたしている場合は、本当に心因性による頻尿かどうか一度泌尿器科で診てもらったうえで、心療内科医を受診したほうが良いでしょう。

ながらでOK!やってみよう!1回3分の改善体操と酵素のすすめ

残尿タイプの頻尿に悩まされている方は、骨盤底筋を鍛えるのがおすすめです。心因性タイプの頻尿に悩まされている方も、骨盤底筋を鍛えることで自信を持てるようになり、頻尿の症状が改善される可能性があります。

1回3分でできる骨盤底筋トレーニング

  1. 仰向けに転がり膝を立てて足を肩幅に開く
  2. 大きく深呼吸をする
  3. もう1回息を吸ったら肛門をしめながら息を吐ききる

テレビを見ながらでも始められる簡単な骨盤底筋トレーニングなので、ぜひ今日からチャレンジしてみてください。

頻尿の酵素の関係性

酵素は消化活動や代謝活動をサポートするタンパク質の総称です。頻尿と直接的な関係性はありませんが、不足している酵素を補うことで、消化活動や代謝活動はスムーズになり、健康を維持しやすくなります。健康を維持することで病気にかかりにくい身体になるため、病気による頻尿の間接的対策になると言っても過言ではないでしょう。