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肺炎と酵素の関係性

肺炎と酵素は切っても切れない関係性です。肺炎における肺の機能低下には、酵素の減少が関係していることがわかっています。肺炎と酵素の関係性について詳しく解説しているので、参考にしてみてください。

間質性肺炎と酵素の研究

2013年10月、英科学誌ネイチャー・コミュニケーションズ(電子版)は、間質性肺炎(肺の空気が入る部分以外で炎症が起こる疾患の総称)の原因について調査した内容をまとめた記事を発表しました。

これは、群馬大学と筑波大学の研究グループが間質性肺炎のマウスを使った実験からわかったことです。

人為的に間質性肺炎にしたマウスで調査を行ったところ、肺の機能を維持するのに必要な脂肪酸を生成する脂肪酸伸長酵素(Elovl6)が大きく減っていることが判明しました。

通常のマウスと比べると脂肪酸のバランスが大きく崩れ、逆にパルミチン酸と呼ばれる脂肪酸が大きく増加していたと報告されています。また、人間の間質性肺炎患者でも同じ傾向が見られました。

この研究結果から、間質性肺炎の発症は、脂肪酸のバランスを崩す要因(脂質の高い食事、運動不足による肥満、糖尿病など)と関係している可能性があると示唆されています。

生活習慣を見直し、脂肪酸のバランスをコントロールすることは間質性肺炎の予防につながる可能性もあるということです。

参考:群馬大学 筑波大学|肺繊維症の発症に脂質バランスが関与することを発見~肺疾患の予防・治療に向けた新しいメカニズムの解明~【PDF】

間質性肺炎とは

間質性肺炎は、呼吸に支障をきたす恐ろしい疾患です。肺胞(肺の気管支の末端にある空気が運ばれる小さな袋)を取り囲んでいる間質と呼ばれる組織に炎症が起こり、炎症が酷くなると間質が硬くなって繊維化し、肺が機能しなくなります。

進行のスピードによって急性と慢性の2つに分けられ、急性間質性肺炎は数日〜数週間で急激に進行するのが特徴です。

間質性肺炎の原因

間質性肺炎の原因としてわかっているものは、脂肪酸のバランスの変化、免疫異常、アスベストなどの粉塵の吸い込み、動物やカビなどのアレルギー、薬剤やがん治療の放射線など。また、稀に遺伝子異常によって発症するケースもあります。

また、原因がわからない「特発性間質性肺炎」を発症するケースも多いようです。

間質性肺炎の治療法

間質性肺炎は、発祥の原因によって治療法が変わってきます。免疫異常が原因の場合はステロイドや免疫抑制薬を使用。動物、カビなど、アレルギー性の間質性肺炎は、原因となるアレルゲンの暴露を減らす治療をします。

原因不明の突発性間質性肺炎は、抗線維化薬という肺の線維化を遅らせる薬を使用しますが、抗線維化薬はあくまでも進行を遅くするもの。また、長期間の服用が必要となります。

肺炎と酵素の関係性まとめ

酵素は、私たちの体内で起きているさまざまな化学反応がスムーズに進むように触媒として働くタンパク質の総称です。脂質やでんぷん、タンパク質を分解・消化するうえで欠かせません。血圧を高めるホルモンの分泌量をコントロールしたり、肺炎の重症化を抑えたりする酵素も存在します。

しかし酵素は約2,000種も存在します。それぞれ性質や働きが異なるため、一概に「酵素=体に良い」とは言えません。

持病や生まれ持った体質、現在の生活習慣などによって、必要となる酵素は変わってきます。酵素について正しく理解したうえで、今のあなたの健康に必要な酵素を取り入れていきましょう。