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多発性骨髄腫

多発性骨髄腫とは

症候性多発性骨髄腫とは、血液のがんの一種です。外部から入った異物に攻撃をする役割を持つ細胞がガン化してしまうことで、機能しなくなり、体中に影響を及ぼします。

この疾患は、主に2つに分けられ、何かしらの症状がみられるものを「症候性」、症状が表れないものを「無症候性」と呼ばれます。

多発性骨髄腫の検査方法

多発性骨髄腫の検査は、多岐にわたります。骨粗鬆症やその他の病気と間違い易いため、様々な角度から検査を行い、病名を特定していきます。主な検査項目は以下の4つです。

  • 血液検査
  • 尿検査
  • 骨髄穿刺
  • レントゲン検査

血液検査

総蛋白とアルブミンの値を見ます。血液検査は通常の健康診断などと同じものです。

総蛋白とは、血中の蛋白の総量を表します。蛋白のほとんどはアルブミンと免疫グロブリンが占めていますが、多発性骨髄腫は免疫グロブリンが異常に増えてしまい、総蛋白が多量になる点が特徴です。また、全身の状態が悪くなることでアルブミンは減少していきます。免疫グロブリンの急増とアルブミンの減少が多発性骨髄腫の特徴と言われています。

尿検査

血中の免疫グロブリンが検出されない場合には、尿検査によって蛋白を検査することもあります。この時の尿検査は通常のものとは異なり、前日から溜めたものを検査します。

骨髄穿刺

免疫グロブリンのほかに、骨髄腫細胞を調べる必要があります。その場合、骨髄液を抽出する必要があるため、骨に針を刺す骨髄腫穿刺という方法を用います。

レントゲン検査

骨病変を見るために検査をすることがあります。多発性骨髄腫は、このように様々な検査を行い、特定をしていく必要があります。

免疫が低下していくことで、様々な合併症を引き起こすのも特徴です。

多発性骨髄腫の治療方法

多発性骨髄腫は、骨折や腎機能の低下などを引き起こすため、治療はその状況によって変わります。

薬物療法

基本的には、薬物療法をすることが多く、抗がん剤やステロイド以外にも、様々な薬物を使って行います。

また、症状が見られていない時期では、特に治療などは行わないケースもあります。

造血幹細胞移植

骨髄腫細胞を薬物療法で減らしていく中で、大量の抗がん剤を投与をするための造血幹細胞移植と呼ばれる手術を行う場合があります。ただ、移植をするには年齢や薬物療法の経過を見るなど、一定の条件が必要になります。

還元酵素と多発性骨髄腫の関係性

体内で酸素を消費するとき、活性酸素(スーパオキシド)と呼ばれる酵素が発生します。活性酸素は微量であれば細菌などを攻撃し、体を保護するといった好ましい働きをします。しかし、過剰に増えるとは健康な細胞を攻撃して老化を早め、がんの進行にも影響を与えてしまうのです。過剰に増えた活性酸素は体内の「還元酵素」の働きにより、分解されます。還元酵素は私たちの健康に大きく寄与しているわけです。

多発性骨髄腫は簡単に言えば骨髄のがんで、ヒストン脱アセチル化酵素(HDAC)という酵素が異常活性化することで進行するといわれています。仮にがん細胞が発生しても、体内のがん免疫細胞(Tリンパ球やNK細胞、樹状細胞)が増殖を抑えてくれるので、多くの場合は多発性骨髄腫の発症にいたりません。

がん免疫細胞は、通常の状態であれば機能しますが、冷えなどにより代謝が落ちるとうまく働かなくなります。また、代謝低下は活性酸素を分解する還元酵量の合成量を低減させます。そのため、代謝が低下している人はがん細胞の増殖を抑えられず、多発性骨髄腫になってしまう可能性があるのです。

発がん物質解毒酵素と食べ物の関係性

実はがんの進行を抑えるのは還元酵素だけではありません。食べ物の中にもがんの増殖をおさえる働きをするものがあることが近年わかってきています。

たとえば野菜や果物にはカロテン、ビタミン、葉酸など。こうした成分は発がん物質解毒酵素を活性化したり、活性酸素を無毒化する働きを持つと考えられいているのです。今のところ、科学的根拠は立証されていませんが大根などの「非でんぷん野菜」は、口腔・咽頭・喉頭のがん発生リスクを抑え、果物はこれらに加えて肺がんのリスクを抑える可能性が大きいとするデータも存在します。

国際がん研究機関でも、がんを含む病気の予防の観点から、野菜・果物を多くとることは推奨される旨が報告されていて、野菜や果物を積極的に摂取することはがん予防に一定程度寄与するといえるでしょう。

参考:多発性骨髄腫(MM)の正確な診断と予後予測に基づく治療|がんプラス

参考:ヒストン脱アセチル化酵素阻害薬(ボリノスタット)の解説|日経メディカル

参考:Histone Deacetylase(HDAC)阻害剤を利用した 効果的がん化学療法の開発|長崎大学大学院医歯薬学総合研究科生命薬科学専攻 坂元 利彰論文【PDF】

参考:抗悪性腫瘍剤 ヒストン脱アセチル化酵素(HDAC)阻害剤 Farydak® capsules パノビノスタット乳酸塩【PDF】

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