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子宮頸がんの原因と予防法

子宮頸がんの原因

子宮頸がんはヒトパピローマウイルスの感染が原因になることが多いと言われています。ヒトパピローマウイルスとは150種類以上もあり、非常に多く見られるウイルスで初回の性交渉のあと4~5年で50-60%の女性が感染すると考えられているようです。ただ感染したからといって、ほとんどのケースで症状はほとんどありません。感染したとしても自然に体から排出されるため問題にならないでしょう。しかし、ウイルスが体の中に取り入れられてしまい、数年以上かけて増殖しがんへと変化していきます。

ヒトパピローマウイルスの中でも子宮頸がんを引き起こす恐れのあるウイルスは15種類程度に限定され、その中でも感染力が強いと言われるのは2種類程度です。さらに、そのウイルスに感染したとしても、そこから子宮頸がんを呈する方は0.15%程度と非常に僅かと言えるでしょう。

子宮頸がんの罹患者の中でも、およそ半数以上が何らかのヒトパピローマウイルスを保有しているとされています。

子宮頸がんの検査内容

細胞診

この検査では、ほとんど痛みがないのが特徴的です。これは子宮頸がんの有無をチェックするためのスクリーニング検査として実施され、子宮がん検診として行われる検査は、この細胞診にあたります。子宮頸がんの進行が比較的スローペースのため、2年に1回程度で細胞診を行えば十分に効果的でしょう。

細胞診は柔らかい綿棒のような形をした専用の器具を用いて、子宮頸部の細胞を採取し顕微鏡で状態を確認します。

精密検査

細胞診を実施し、その結果がんの所見があった際に実施されるのが精密検査です。精密検査では「コルポ診」や「病理組織診」の二つとも行われます。腟拡大鏡を使用して、子宮頚部の状態を詳細にチェックし少しでも病変と思われる部位には組織を採取し顕微鏡で状態確認を行う方法です。

もしも、がんだと確認された場合には、これらの検査だけでなくMRI検査やCT検査などを実施し、がんの広がり方や転移の有無などをチェックし、ステージを確定するようになります。

子宮頸がんの治療方法

子宮頸がんの進行具合や妊娠の希望の有無、持病の有無などによって、子宮頸がんの治療が異なってきます。子宮頸がん以前の症状である子宮頸部異形成の場合、すべての異形成ががんになる訳ではありません。治療を実施せずに自然治癒することも多くあります。そのため軽度や中等度異形成で妊娠を希望している方には、すぐに治療を行う訳でなく定期的に経過を観察し病状をチェックします。

ただし高度の異形成の場合には、その一部に上皮内がんが含まれているケースも多いため、自然治癒の確率が低くなってしまうでしょう。そのため、高度の異形成に対しては円錐切除術を実施します。

また子宮頸がんと判断された場合には、手術療法や放射線療法、化学療法を単体または複数を併用しながら治療していきます。手術療法といっても複数の種類があり子宮を残す手術や子宮全体を切除する方法があるため、がんの状況や希望によって選択されるようです。ほかにもレーザー蒸散術などもあります。

子宮頸がんの予防方法

定期検診

子宮頸がんを予防するためには2年に1回は必ず検診を受けることが大切です。子宮頸がんの進行スピードは比較的おだやかで、長い期間かけて進行していくため異形成の段階での発見が重要になってきます。異形成から、がんに進行するまでには5~10年程度かかると言われているため異形成の段階で早期発見できれば子宮頸がんになることを予防できるでしょう。

定期検診では問診や内診、細胞診を実施し、およそ2週間程度で結果が出されます。

予防ワクチンを受ける

もう一つの予防策がワクチンです。10歳以上で予防ワクチンが分けれるようになりますが、予防ワクチンは子宮頸がんそのものを防ぐためのモノではなく、ヒトパピローマウイルスの感染を予防することを目的にしています。

子宮頸がんの予防ワクチンを接種することによって、ヒトパピローマウイルスの感染や異形成に対して予防効果は確認されていると言われています。そのため子宮頸がんや、それより前のがん病変、外陰上皮内腫瘍、腟上皮内腫瘍、尖圭コンジローマなどのリスクを抑えることができるでしょう。

ただし副作用の面も言われているため、摂取を実施するかどうかは慎重に検討してください。

子宮頸がんの症状

子宮の頸部の箇所で、がん細胞が少しずつ増殖していきます。そのため初期症状がほとんどありません。がんが進行していくにつれて、子宮頸部に少しでもストレスを与えた際に損傷し出血がしやすくなります。たとえば不正出血や性交渉時の出血などの症状を呈するでしょう。さらに臭くて赤いオリモノを呈することもあります。

子宮頸がんが、子宮以外の部位に広がると全身への症状を引き起こすようになるでしょう。

  • 多量の出血
  • 骨盤付近の疼痛
  • 下腹部の痛み
  • 腰痛
  • 血便
  • 血尿
  • 足の浮腫み

上記のような症状が起こりやすくなります。

性行為時の不正出血があるからと言って、子宮頸がんということではありません。膣炎や子宮膣部びらん、子宮頸管ポリープなどの疾患でも不正出血が起こります。そのため少しでも不正出血や通常とは違うオリモノがあった際には、一度婦人科へ相談・検査に行くようにしてください。適切な検査を受け、子宮頸がんになる前に発見するようにしましょう。