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乳がんの原因・症状・予防方法

乳がんの原因

乳がんは、その多くが乳管から発生するものであるため「乳管がん」と呼ばれることもあります。

乳がんの原因として知られているものには、女性ホルモンの一種である「エストロゲン」が関わっているとされ、体内にエストロゲン量が多いと乳がんの発生リスクが高いと考えられています。

また、体内にエストロゲンを付加する経口避妊薬(ピル)の使用や、更年期障害・閉経後の治療として行われるホルモン補充療法も乳がんの発生要因になりえます。

その他の原因としては以下のような理由が考えられます。

  • 親または子で乳がんにかかった血縁者がいる
  • 良性乳腺疾患にかかったことがある
  • マンモグラフィで高濃度乳房と判明した
  • 高身長である
  • 放射線による正常細胞への障害が認められている

上記の原因が複合的に重なることで乳がんを発症する場合もあるため、原因が一つではない点に注意が必要です。

また、がんにかからないための予防治療を行わなかった結果、乳がんに罹患しやすくなるおそれもあるため、普段から予防を心掛けていきましょう。

乳がんの検査内容

乳がんを調べるためには、以下の順に診断を行います。

  • 視診・触診
  • マンモグラフィ検査
  • 超音波(エコー)検査

乳がんは無症状でも初期の乳がんが見つかる可能性があります。早期発見が可能な病気なので、定期的にがん検診を受けることが推奨されています。早期発見ができれば良好な経過が期待できます。

乳がんの検査は左右の形の差や皮膚の変化を調べるための視診・触診に始まり、乳腺専用のX線検査(マンモグラフィ検査)で病変箇所を特定します。

マンモグラフィで高濃度乳房と診断された場合は、超音波(エコー)検査を行って乳がんを検出することもあり、乳房内の病変やしこりの大きさ・状態などを調べます。

上記の結果がんの疑いが認められたら、がんであるかを特定するために、さらに細かく診断を行います。

  • 細胞診検査
  • 組織診検査
  • CT検査
  • MRI検査
  • 骨シンチグラフィ

病変の一部を採取して検査する細胞・組織診検査のほか、全身検索のために病変の広がりを画像で調べるCT・MRI・骨シンチグラフィを並行して行います。

骨シンチグラフィ検査は、乳がんが骨にまで転移していないかを確認できる検査ですが、骨の炎症や骨折などのトラブルも診断できます。

乳がんの治療方法

乳がんの治療は、ステージによって対応が変わります。0期からIV期まで細かく段階が分かれており、初期治療の後に再発することも。

患者さんの状態や年齢、既往症を考慮し、以下の方法の中から最適な治療法を選択していきます。

  • 手術治療
  • 放射線治療
  • 薬物治療
  • 内分泌(ホルモン)治療
  • 化学治療
  • 分子標的治療

0期からII期まではがんに侵された組織を切除する方法が可能ですが、III期以降はがんが複数の部位に転移している可能性が高く、薬物を使った治療が基本となります(薬物治療の後に手術が行われるケースもあります)。

がんの治療に加えて、痛みやつらい症状があればそれを和らげるための治療を並行して行います。

術後の治療予定は経過観察によって決まります。3ヶ月から6ヶ月ごとに視触診を中心とした診察を受け、体の状態をみながら治療計画を決めていきましょう。

乳がんの予防方法

乳がんの予防方法をまとめると、以下の通りとなります。

  • 肥満を予防する
  • アルコール飲料の摂取を控える
  • 定期的に検査を受ける

肥満はあらゆる死亡リスクを高めますが、世界がん研究基金の報告書によれば閉経後の女性の肥満が乳がんの発症リスクを高めていることがわかっています。

同じく世界がん研究基金の報告書では、アルコール飲料の摂取で乳がんの発症リスクも高くなるとしています。

1日1杯程度のアルコールであれば問題ないとも言われていますが、飲みすぎるほどリスクがアップしますので、程よい量に留めてください。

また、効果的な予防方法として乳がんの定期検診が挙げられます。40歳から、2年に1回は定期検診を受けて問診・視触診・マンモグラフィ検査・超音波検査を受けましょう。

これらはいわば乳がんに特化した検査であり、セルフチェックではわからない部分まではっきりと診断ができます(検診で異常が認められたときは精密検査として、細胞診や組織診に移ります)。

がんの早期発見・早期治療のためにも、一定の年齢に達したらぜひ定期検診を受けるようにしてください。

乳がんの症状

乳がんは「浸潤がん」と「非浸潤がん」に分かれています。

がん細胞が乳管や小葉の中にとどまっているものが非浸潤がんであり、がん細胞が増殖して乳管や小葉の外に広がったものが浸潤がんとなります。

非浸潤がんのうちに治療ができればその多くは治りますが、初期の乳がんは自覚症状があまりないため、時間の経過とともに浸潤がんになってしまう場合があります。

乳がん全体では、乳房上部の脇側・脇の下にできるがんが全体の約40%~50%を占めるとされています。

よく知られている症状には、脇部分に硬いしこりができること、それ以外では乳頭や乳輪に湿疹・ただれ・血の混じった分泌物が出ることも。

乳房にえくぼのような凹みが出たり、しこりが神経を圧迫してしびれを生じさせることもあります。