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高血圧の予防法・酵素の効果と研究結果

高血圧の原因

高血圧は、厚生労働省の調査によると日本人だけでも3,400万人以上がかかっている国民的な病気です。主な原因は、食塩の過剰摂取やアルコール摂取、運動不足やそれに伴う肥満などが挙げられます。

高血圧の症状

高血圧とは具体的にどのような状態なのでしょうか。「高血圧予防ガイドライン2019」によれば、一般成人では130/80mmHg未満、75歳以上の高齢者は140/90mmHg未満が望ましいとされ、それを超える血圧は高血圧とみなされます。
ただ、自覚症状は特になく、心筋梗塞などになってから気づくケースが多いです。

高血圧の状態は、血管を内部から押す力を血圧と表現しますが、心臓から排出される血液の量と血管の抵抗を測る事で判明します。高血圧の体への影響はかなり深刻で、命にかかわる大病の原因ともなっています。

小まめに計測するなどして自分の血圧を把握しておくことが予防の第一歩です。

高血圧の合併症

高血圧になると、以下の病気を引き起こすリスクが高まると考えられています。

  • 心筋梗塞
  • 動脈硬化
  • 脳卒中
  • 腎臓病
  • 心臓肥大
  • 心不全
  • 狭心症

どの病気も死亡率が高いため、高血圧だからといって放置することは危険です。

血圧を下げる方法~降圧治療~

まずは血圧を下げるための方法を紹介します。
降圧治療は基本的に生活習慣の見直しから始まります。

食事

食生活の改善で見直すべきポイントは大きく2つ。

  • 減塩
  • 脂質の摂取量を抑える

塩分は、「6g/日 未満」を目標に減らしていく事が推奨されています。
具体的に塩分量を下記にまとめました。塩分を考えるときの目安にしてください。

食品 小さじ1 大さじ1
食塩 6 18
しょうゆ 0.9 2.6
減塩しょうゆ 0.5 1.4
赤みそ 0.8 2.3
白みそ 0.5 1.5
麺つゆ(ストレート) 0.2 0.5
ポン酢しょうゆ 0.5 1.5
ウスターソース 0.5 1.5
中濃ソース 0.3 1
ケチャップ 0.2 0.5
マヨネーズ 0.1 0.2
ブイヨン 1個=2.3 -
カレールー 1かけ=2.1 -

ちなみに料理で換算すると、6gに匹敵するメニューは、ラーメン1杯分、麻婆豆腐や酢豚といった中華料理、すき焼き等が該当します。

また、コレステロ―ルの摂取量も控える必要があります。栄養バランスを考えたメニューにするように工夫しましょう。

運動

運動不足、肥満も高血圧の原因です。運動をすることで、交感神経が低下し血管が広がることで低下につながったり、インスリン分泌量が減り、血圧上昇機能も下がります。

具体的な運動内容としては、ウォーキングを30分程度でも十分改善されます。頻度は週に3日程度なので、手軽に始められる運動を見つけましょう。

血圧に対する酵素の効果

酵素の持つ力として、リパーゼと呼ばれる消化酵素は脂質の分解を助け、プロテアーゼはタンパク質を分解してくれます。酵素は体全体に働きかけるエンジンのようなものです。各機能を助け、効果を高めるためのサポート役として体中を巡っています。

わかなつみの発酵菌と血圧の関係

わかなつみの発酵菌と呼ばれる酵素は、通常のものよりも酵素の成分が多く含まれているといわれています。というのも酵素は性質上、高温に弱く、効果を失ってしまうことがほとんど。わかなつみの発酵菌は言葉の通り、それらの酵素を活かしたまま取り入れることができるのです。

わかなつみの発酵菌が含有している成分

東方医学(Vol.28 No.4 2012)によれば、わかなつみの発酵菌にはアミラーゼ活性、プロテアーゼ活性、リパーゼ活性への作用が高いという研究論文があります。

酵素名 アミラーゼ
活性
プロテアーゼ
活性
リパーゼ
活性
Ezyme* 1180 4300 390

*「Ezyme」は実験に用いられた植物酵素の製品名

引用元:東方医学(Vol.28 No.4 2012年)
『オクソ酸誘導による高尿酸マウスを使っての穀物発酵抽出エキスの痛風抑制効果』
一般財団法人東方医療振興財団 日本東方医学会
柴田勝*1, 山本肇*2, 松尾龍彦*3, 三浦俊宏*1, 高明*4,*5*1鈴鹿医療科学大学保健衛生学部医療栄養学科, *2名古屋市立大学大学院薬学研究科, *3株式会社ヴァリダックス, *4武庫川女子大学薬学部, *5東洋医薬学研究室

また、酵素の中でもプロテアーゼは血圧を下げる効果が期待できるといわれています。

Protease-activated receptor(PAR)は特定のプロテアーゼによって特異的に活性化される三量体Gタンパクと共役した7回膜貫通型受容体

(中略)

血管内皮の PAR-2はエンドトキシンやサイトカイン刺激により誘導され,アゴニスト刺激により大きな血管拡張・血圧低下を起こすようになる

(中略)

内皮 PAR-2自体が炎症促進的に働くと考えられる(60,61).このように,血管内皮のPAR-2は炎症反応と密接に関係しているようである

プロテアーゼ受容体PAR-2(protease-activated receptor-2)の生理機能
川畑 篤史
https://www.jstage.jst.go.jp/article/fpj/121/6/121_6_411/_article/-char/ja/

このように、プロテアーゼが変容したプロテアーゼ受容体は血管へ働きかけ、血管を拡張し、血圧低下のサポートをします。

わかなつみの発酵菌にはプロテアーゼ活性をサポートする成分が多く含まれているため、高血圧のリスクを低下させる作用が期待できるといえます。

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