血液から健康体を目指す。生きたまま酵素研究所 » 血圧を下げる食べ物 » ポークソテー~2種のキウイソースがけ~【高血圧予防レシピ】

ポークソテー~2種のキウイソースがけ~【高血圧予防レシピ】

食物酵素を多く含む「キウイフルーツ」を使った高血圧予防レシピ

ポークソテー~2種のキウイソースがけ~

ポークソテー

【材料】(1人分)

  • キウイフルーツ(緑・黄)  各1/4個
  • 豚ロース          1枚(100g)
  • 塩              少々
  • こしょう           少々
  • 小麦粉            適量
  • オリーブオイル★       大さじ1
  • レモン果汁★         大さじ1/2
  • ハーブソルト★        小さじ1/3
  • 黒こしょう★         適量
  • ミニトマト         2個
  • ベビーリーフ         適量

【作り方】

  1. 豚肉の脂身と赤身の境目に切り込みをいれたら、塩とこしょうをしておく。
  2. キウイフルーツは1cm位の角切りにする。
  3. ★と2を混ぜ合わせる。
  4. フライパンにオリーブオイル(分量外)を熱し、薄く小麦粉をまぶした1を焼く。
  5. 焼きあがったら皿に盛りつけ、3をかける。
  6. 付け合わせにミニトマトとベビーリーフを添えたら出来上がり。

キウイフルーツと血圧の関係性

キウイフルーツには、たんぱく質分解酵素(プロテアーゼ)の一種であるアクチニジンという酵素が豊富に含まれています。そのため、肉料理の後にキウイフルーツをデザートに摂ると消化が促され、胃もたれを防ぐ効果が期待できるのです。

キウイフルーツには、緑色と黄色のものがありますが、緑色のほうがアクチニジンを多く含んでいます。

また、キウイフルーツには、アクチニジン以外にも、ビタミンC、E、カリウム、食物繊維などの栄養素が豊富に含まれています。加齢や高血圧、便秘などが気になる方にもってこいの食材なのです。

ちなみに、アクチニジンは加熱すると失活してしまうため、ジャムなどではなく生のまま食べるのがおすすめです。ただし、アクチニジンには口腔アレルギーのアレルゲンでもあるため、アレルギー体質の方は注意しましょう。

なぜ血圧は上がってしまうのか?

高血圧は血圧が高いという以外に大きな症状がないため、軽視されがちです。実はこれこそが高血圧の最大の落とし穴。

高血圧は別名「サイレントキラー」と呼ばれています。これは、知らず知らずのうちに命に関わる疾患の引き金となってしまう場合があるためです。

高血圧には、食生活をはじめとした生活習慣が深く関係しています。特に塩分の摂り過ぎや脂肪の摂り過ぎによる肥満が原因となるケースが多い傾向です。塩分の摂り過ぎや肥満によって、血液循環の異常(血液量の増加、流れにくいドロドロ血液による血管抵抗の上昇)が生じ、高血圧を発症します。

血液量の増加には、塩分の摂り過ぎとあわせて野菜・果物不足も関係しています。余分なナトリウムを体外に排出するカリウムは、野菜や果物に多く含まれており、不足すると体内のナトリウムが多くなってしまいます。その結果、水分をため込みやすい体質になってしまい、血液量が増加するのです。

もう1つの原因である血管抵抗の上昇は、脂肪の摂り過ぎによってコレステロールや中性脂肪が増加し、血液がドロドロで流れにくくなってしまうために起こります。

ちなみに、血圧は様々な環境要因(時間や気温など)によっても変動します。特に暑い時期や暑い環境下では、血圧が下がりやすいようです。これは、暑さから体を守るために体内の熱を放散させたり、発汗したりするために生じる一時的なもの。夏場に急に血圧が下がったとしても、油断禁物といえるでしょう。

血圧を下げるために酵素が役立つ?

最近では、酵素を健康や美容のために食生活に取り入れる方が増えてきています。「なんとなく体によさそう…」というイメージが強い反面、「そもそも酵素って何?」と疑問を持つ方も少なくないでしょう。

酵素とは、消化や新陳代謝、呼吸などの生命活動をスムーズに行うために欠かせないものです。元々体内に存在している酵素と食物などから摂取できる酵素があります。

体の中に存在している酵素

  • 消化酵素…アミラーゼ(炭水化物分解酵素) プロテアーゼ(たんぱく質分解酵素) リパーゼ(脂肪分解酵素)があり、摂取した栄養分を分解し吸収しやすい形に消化する酵素。
  • 代謝酵素…体内に吸収された栄養素をスムーズに働かせるために必要な酵素。呼吸や運動、新陳代謝など様々な生命活動に関わっている。

体の外から補給される酵素

  • 食物酵素…食物に含まれる酵素。発酵食品や生野菜・果物などに多く含まれており、体内で働いている酵素を補助する。

体内にある酵素は加齢や生活習慣の影響によって年々減少します。酵素が減少すると血液の循環が悪くなり、免疫機能や代謝が低下したり、病気になりやすくなったり、年齢を重ねるにつれて高血圧や高脂血症などの生活習慣病のリスクが高くなったりするのです。

例えば、高血圧で体内の酵素が不足している状態の場合、食事から摂取した栄養分はきちんと消化できずに血液中に残り、どんどん蓄積してしまいます。すると、栄養分の渋滞が起きているような、ドロドロの血液になってしまうのです。

その結果、血流を改善させるために心臓の拍動が活発化。血管内の圧力が上がり高血圧のリスクを高めてしまいます。

加齢による体内酵素の減少は、個人差こそあれど仕方のないことです。しかし、食生活などの生活習慣によって酵素が減少している場合は、意識することで改善することができそうです。

塩分の摂り過ぎに注意することはもちろんですが、こうしたメカニズムから、酵素の不足にも注意してみましょう。

酵素を摂って健康な毎日を!

高血圧をはじめとした生活習慣病を防ぐ効果も期待できる酵素は、私たちの身体を日夜スムーズに動かしてくれている大切なもの。

ただし「薬」ではないため、食事に摂り入れたからといって、すぐに血圧が下がるものではありません。

血圧改善や健康的な生活を目指すなら、毎日の食事からコツコツと食物酵素を取り入れるのがおすすめ。体外から酵素を摂り入れることで、体の中の酵素の働きが補われ、血液や栄養素の循環巡りが徐々に整えられます。

どんな食べ物から酵素を摂り入れればいいの?

酵素は熱に弱い性質をもつため、発酵食品や生の野菜、果物などからの摂取が手軽でおすすめ。今回ご紹介したキウイフルーツなら、カットしてそのまま食べるも良し。レシピのキウイソースをつくるなら、極力短時間で加熱すると良いでしょう。

日々の食事を通してコツコツと酵素を摂取するのが望ましいですが、料理に時間がかけられない方は酵素ドリンクやサプリメントなどの健康食品を適宜取り入れて補ってみるのも良いでしょう。

執筆者:荻野愛(管理栄養士)

荻野愛の写真

資格名

  • 管理栄養士
  • フードコーディネーター

管理栄養士免許取得後、教育研究職を経て、現在はフリーランスの管理栄養士として活動中。

食育やダイエット、生活習慣病予防など、栄養・健康に関するコラムやレシピ提案などを中心に情報発信しています。